ラスタライズとは - リア充爆発日記

この世にはラスターとベクターの２つがある。

ベクター（Vector)とは、ざっくりいえば、ディスプレイなどの解像度に依存せず、拡大縮小してもキレイに保存される状態。一方で、どのデバイスでもかならず同じように表示されるとは限らない。

ラスター（Raster）とは、ざっくりえば、写真画像などのように解像度に依存する状態で、一定以上ズームアップすると、ざらつきがでたりする状態。一方で、どのデバイスでも（解像度が同じであれば）同じように表示される。

プログラマ的な言い方をすれば、ベクターは表示オブジェクトをメタ情報で管理する方式で、たとえば「ここの部分のフォントはヒラギノ角ゴ」みたいな情報を持つ。が、該当フォントがインストールされてないデバイスで開けば、作者の意図したカタチでは表示されない。
ラスターはピクセル単位で情報を管理する方式。要はビットマップ。だから、フォントがどうとか関係ない。

つまり、ラスタライズとは、表示デバイスに依存しないように、データをビットマップ化する作業。

アウトライン化と何が違うの？という点については、アウトライン化は主にフォントを絵にする処理で、フォントの輪郭をなぞって図形化するイメージ。だから、ビットマップまではいかない。

そんな感じ。